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掛川100景 【No.46】 和栗
日本の秋と大地の恵みを一粒で感じる『和栗』
和栗(わぐり)は、日本国内で栽培される栗の品種の総称です。
ヨーロッパ栗や中国栗と比べて、繊細な甘さやほくほくとした食感、栗本来の風味が特徴で、自然そのものを思わせる優しい味わいで、和菓子や洋菓子、料理など幅広い用途で活用されています。
温暖で日照量が多い掛川市は、静岡県内有数の和栗の産地です。
掛川栗は、粒が大きいことが特徴(こぶしくらいの大きさの栗も!)で、多くの高級料亭や有名和菓子店で評価されています。
掛川産の和栗(掛川栗)をどうミルか?👀
👀01.掛川栗の生産量が全盛期の1/5に!?
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掛川市では、古くから栗栽培が盛んで、豊かな里山をはじめ市内全域で栗の木が育てられています。
しかし、栗の国内生産量は減少傾向で、掛川市でも全盛期の生産量1/5程度にまで減少しています。
その大きな理由としては、後継者不足や、他の果樹に比べてて収益性が低いこと、獣害(栗はイノシシの大好物)などが挙げられます。
そこで掛川市は、栗栽培に関する補助金交付や、産官学農の連携に着手。
生産者のやる気を呼び起こし、栽培再開・新植への機運を高めています。
👀02.遠州・和栗プロジェクト
遠州・和栗プロジェクトは、掛川栗をはじめとした日本各地の和栗の魅力を発信し、『WAGURI』ブランドの創設を官民一体で目指す試みです。
(うなぎパイで有名な老舗『春華堂』が中心となり、2022年7月にプロジェクトが発足しました)
新たな技術導入や農法の研究、コミュニティの形成など持続発展的な活動に取り組んでいます。
2025年2月には和栗の振興に向けた支援体制を構築するために和栗協議会が立ち上がる予定です。
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👀03.掛川栗を使ったスイーツやお酒
掛川栗は、秋の味覚として和菓子屋やケーキ店、お土産処で販売されています。
季節限定商品が多いのですが、市内での取り扱いを3つご紹介します。
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掛川市内に複数店舗ある『たこ満』では、自社農園で栗を栽培し『掛川栗モンブランみのり』を販売しています。
掛川駅前の商店街にある『伊藤菓子舗』では、栗蒸しようかんが人気で、将棋王将戦の茶菓子として選出されました。
JR掛川駅構内の『これっしか処』では、掛川栗を使った栗焼酎『自ら(みずから・おのずから)』が購入できます。
掛川市の地域ブランドとして、他にはどんな商品があるか、ぜひ探してみてください。
早川栗園(遠州・和栗プロジェクト植樹地)
所在位置:静岡県掛川市上垂木1116
※観光農園ではないので無断での立ち入り・撮影はご遠慮ください
参考URL
■ 遠州・和栗プロジェクト~掛川栗から始まる食の未来~
https://www.shunkado.co.jp/waguri/
■note情報発信
https://note.com/enshu_waguri_pj