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掛川100景を通じて、掛川のまち全体を「学びのキャンパス」へ

この度、静岡県掛川市において生涯学習の題材となる学びの場を「景(けい)」と見立て、それらを集めて掛川のまち全体を「学びのキャンパス」にしよう、というプロジェクトがスタートしました。

掛川100景は「名」と名の付く場所や、ひと、もの、ことから選定し、選定した景を探索したり、取材したりして1つの記事にまとめます。それらの記事はオンライン上で誰でも自由に見ることが可能です。

記事を読んで掛川の魅力を知ったり、気になった場所を実際に訪れたり。
掛川100景に触れることを通じて、新たな問いや学びを得てもらうのが、本プロジェクトの目的です。

「学びのキャンパス化」を実現するための3つのアクション

「学びのキャンパス化」を実現するために取り組むアクションは3つです。

1. 掛川100景の選定

1つ目が掛川100景の選定です。

文献を読んだり、掛川市に住んでいる方や詳しい方に尋ねたりして、掛川の魅力となる場所や、ひと、もの、ことを選定します。

2. 掛川100景のデジタルアーカイブ化

2つ目が掛川100景のデジタルアーカイブ化です。

選定された景を取材し、景の魅力が伝わる記事を作成します。作成した記事はnoteに掲載し、誰もがいつでも情報にアクセスできるようにします。

3. 掛川100景を巡る「学び塾」

3つ目が掛川100景を巡る「学び塾」です。

選定された100景を巡ることで問いや学びを得ていただき、掛川市のまち全体が「学びのキャンパス」となる状態を目指します。

プロジェクトを4つのステップに分けて実行

3つのアクションをどう進めていくのか?
これらは4つのステップに分けて実行します。1つずつ説明します。

4つのステップとその内容

ステップ1:過去を学ぶ(2024年7月〜8月実施)

まずは過去の取り組みを学びます。これまでにも掛川では歴史や名所を扱ったさまざまな取り組みがなされてきました。

それらを改めて勉強し、加えてそれらの取り組みに関わった方々へヒアリングも行うことで、過去の取り組みがどんな想いで進められてきたかを理解し、掛川100景に活かすことにしました。

ステップ2:問いと探索(2024年8月〜10月実施)

続いて掛川の魅力についてさまざまな方の意見を集めるため、意見交換会を実施します。

その中で出てきた景のわからない点を調べたり、実際に訪れたりしながら、掛川100景の選定を進めました。

ステップ3:未来への投げかけ(2024年10月〜12月)

景が出揃ってきた段階で「これらの景を通じて未来へ何を投げかけるのか」を考え、それに沿ってデジタルアーカイブ化を進めます。

100景をただ並べても情報の羅列に過ぎず、今回のプロジェクトで目指すゴールには辿り着かないと考えました。

ステップ4:学びの場の体験(2025年1月〜)

デジタルアーカイブを活用して景を巡ってもらい、新たな問いや学びを得る体験を促します。

参加者が気軽に楽しみながら学びが得られる、そんなモデルコース体験会を計画中です。

探究の手触りを大切にしながら、市民協働で生涯学習を続けよう

ここまで、掛川市における「学びのキャンパス化」ならびに「掛川100景」プロジェクトについてお伝えしました。

100景にどんなものが出てくるのか、そこから何が見えてくるのか、最初から完成形が描けているわけではありません。手探りの中で見えてくる、その手触りのようなものを大切にしながら、丁寧にまとめあげていきたいと思います。

これまで掛川市が市民協働で積み重ねてきた生涯学習の土壌と、その土壌から未来へ繋ぐすばらしい掛川100景を生み出していけると信じています。

ぜひこの機会に、一緒に掛川の魅力を掘り下げてみましょう!