掛川100景 【No.25】 これっしか処
掛川駅にある、3つの『しか』とは?
『これっしか処(これっしかどころ)』は、JR掛川駅南口の構内にある地場特産品の展示販売と情報発信をおこなうショップです。
これっしか処は、3つの『しか』
・ここにしかない(地域)
・これしかない(量)
・いましかない(旬)
にこだわって、食と文化の情報発信をおこなっています。
取り扱い品は、掛川茶をはじめ地元の食品・菓子、旬の農産物・海産物などです。
静岡県の伝統工芸品や窯元厳選の器が楽しめるギャラリーもあり、月替わりで展示を楽しむことができます。
これっしか処をどうミルか? 👀
👀01.3つの『しか』は誰に向けたメッセージ?
これっしか処は、掛川市の特産品・お土産を多く扱っています。
しかし、駅や新幹線を利用する旅行客に限ったお店ではなく、掛川市民にとっての3つの『しか』を満たす場にもなっています。
地元の農家さんから仕入れる朝採り野菜は「今しか、これしか」の代名詞です。
他にも、掛川以外の特産品(北海道豊頃町の『豆』や京都府京丹後市間人の『へしこ』など、掛川市内ではここにしかない商品)を、掛川にいながら手にいれることができます。
市外・県外の魅力的な商品セレクトは、バイヤーとしての目利きや、お互いの地域にない食材や商品を供給し合う地域間交流『互産互消(※注1)』によって選ばれた品物です。
👀02.掛川市出資の第3セクターとして設立
これっしか処は、新幹線掛川駅が開業した昭和63年(1988年)の7月に、掛川市出資の第3セクター(※注2)として設立しました。
単に商品を販売する店舗としてではなく、地元経済の活性化や、観光PR、地域課題の解決、住民との連携、を目指した活動をおこなっています。
展示ギャラリーやイベント、農家の販路確保など、これっしか処は、官民が連携し課題解決を目指す実践場にもなっています。
👀03.地域経済を動かす『積小為大』とは
掛川から外へ。外から掛川へ。
1日の中で多くの人が行き交う『駅』という場所で、これまでに取り扱った商品数は数えきれません。
その取り組みは、駅から掛川の他エリアにも拡がり、地域の空き店舗対策と買い物環境支援をめざす『遠州横須賀これっしか処』や、子どもたちが野菜づくりを通して農業の大切さを学ぶ『掛川やさいクラブ』の活動にも派生しています。
◼️ 抜け道&寄り道100景~これっしか処
掛川で『しか』手に入らないモノは?
地元の人は、これっしか処の『っ』を発音しない?