掛川100景 【No.40】 掛川国際交流センター
掛川における多文化共生のプラットフォーム
掛川市は、自動車産業を中心に、仕事を通じてブラジル、フィリピン、ベトナム、中国、インドネシアなど、さまざまな国から来日した方が多く住んでいます。
『掛川国際交流センター』は、この多様性をまちの力に変えようという掛川市のビジョンから、2002年に設立されました。
今回は、掛川国際交流センターが取り組んでいる、外国から掛川へやってきた方へのさまざまな支援や活動について探ります。
掛川国際交流センターをどうミルか?👀
👀01. 掛川国際交流センターの成り立ちと役割
掛川国際交流センターは2002年8月にNPO法人として設立され、「グローカルに交流の輪を広げよう」を合言葉に、さまざまな文化の理解や交流を促進する取り組みをおこなっています。
活動のメインとなるのが、掛川市役所内で実施している、外国人の方に向けた情報提供や生活相談窓口です。
窓口は平日9時〜16時まで対応しており、とくに月・水・金の10時〜15時半にはポルトガル語通訳が常駐し、きめ細かなサポートをおこなっています。
そのほかにも、姉妹都市交流やホームステイの受け入れ、市民向けの国際交流ボランティア支援活動などを実施しています。
👀02. 互いに教え、学び合う機会にあふれた日本語教室
掛川国際交流センターの活動の中で、ぜひ市民の方に積極的に関わってほしいのが『日本語教室』です。
日本語教室にはさまざまな国から受講生が参加し、生活に必要な日本語の習得を目指しています。
一方で、この教室の価値は、単なる語学の習得にとどまりません。
日本語教室には、市民ボランティア(日本語サポーター)の方々が参加し、日本語の習得を支援しています。
そこで生まれるコミュニケーションは、外国人の方だけでなく、ボランティアの方にとっても貴重なものになっているのです。
👀03.多文化共生に興味がある人は掛川国際交流センターを訪れてみよう
2024年12月のデータによると、掛川市の人口は約11万5千人で、そのうち外国の方は5,423人です。
掛川市はおおよそ21人に1人が外国人住民となり、文化が異なる方と共に、住みやすいまちをどのようにつくっていくかは、重要なテーマといえます。
そんな掛川市の、多様な文化の共生を支える重要なプラットフォームを担っているのが、掛川国際交流センターです。
掛川国際交流センターでは、ワールドクッキングなどの国際交流イベントや、姉妹都市交流も定期的に実施しています。
またホストファミリーの募集や日本語ボランティア、語学(通訳、翻訳等)ボランティアの募集をおこなっています。
多文化共生に興味のある方は、ぜひ活動に参加してみてはいかがでしょうか。